Showcase
290円のマイコンでRubyを動かす ― UIAPrubyと缶サットへの挑戦
290円の格安マイコン「UIAPduino」をRubyでプログラムするためのUIAPrubyを開発しています。
290円にこだわるのは、電子工作のハードルを下げ、思いついたアイデアをいくつでも形にできるようにしたいからです。
今回、その実践例として「LeanSat にくまる君」という缶サットを製作しています。LeanSatは、必要な機能に絞ったシンプルな缶サットという意味です。「にくまる君」は、価格290円から名付けました。
機体は直径64.5mm、全長122.5mm。290円のUIAPduino、25円のCdSセル3個、90円のI2C EEPROM、単4電池3本と電池ケースというシンプルな構成です。
今年のミッションは、3個の光センサだけで缶サットの状態をどこまで検出できるかを試すことです。最大のサクセスクライテリアは落下速度の推定です。落下時の気流で回転するフィンが光センサの前を横切ることで生じる明暗の周期を測定し、その回転速度から落下速度を推定します。晴天時には、太陽光を利用して機体の向き、回転、揺れなどを読み取れる可能性も検証します。
この缶サットは2026年9月12日の宇宙甲子園近畿地方大会で、大会の打ち上げシステム確認を兼ねた最初の缶サットとして打ち上げる予定です。CFP応募時点ではまだ結果は出ていません。Showcaseでは、UIAPduinoと「LeanSat にくまる君」の実機、UIAPrubyによる計測・記録の仕組みを紹介し、打ち上げに成功した場合は取得データや打ち上げ映像も紹介します。期待どおりに動作しなかった場合も、その結果や改善点を共有します。
また現在、「子供向け URB Block プログラミング」の開発も始めています。ブロックで作ったプログラムをRubyコードへ変換し、UIAPduinoで実行できる仕組みです。